GRD4 使ってみて感じたこと
GRD4を購入したポイントは、前回も書きましたが、写り、操作性、コンパクト、使用目的です。そのなかでも大きなポイントは、写りと操作性です。
購入前にはキャノンS100とフジフィルムX10で悩みましたが、S100は操作性とグリップ感が直感的にちょっと違うということで選択肢から外れ、X10は写真の色が好みの色でしたが、使用目的が仕事で持ち歩くことを重視していたため、大きさが気になり選択肢から外れました。
写り
GRD4の写りは、カリッ、キリッとした写りと空の色が特に好みで、時にはより大きなセンサーのカメラより綺麗かも?と思う写真があります。古いカメラですが、GRD4より大きなセンサーのニコンD70より綺麗です。(古いカメラなので当たり前かもしれませんが…しかしD70はタフなので今でも現役で使用中です)
GRD4はかなり被写体に寄れます。その距離1cm、そのため最初のころは何でもかんでもどアップ写真を撮っていました。他には、明るいレンズと高感度のおかげで、夜に写真を撮ることが多くなりました。夜はISO800ぐらいまでは使えるなと思います。
橿原神宮
GRD4を使い始めてから知った機能は、日周運動撮影ができることです。過去に撮影した日周運動は宇宙兄弟
操作性
GRD4の操作性で好きなところは、右手だけで全てのコマンドを選べ、コマンド選択もスピーディーにおこなえるところです。写真右上のADJ.ボタンを押すとカメラの液晶右上に6つのコマンドアイコンが表示され、設定を変更することができます。表示される6つのコマンドのうち5つまでは自分で表示されるコマンドを変更することができます。
他には、十字キ-の上を押しながら人差し指のダイヤルを回すことで、Fn1キーとFn2キーのコマンドの割り当てを変更することができます。このコマンドの割り当ての組合せも自分で変更することができます。
まだあります、写真右上のダイヤルにはマイセッティングのコマンド3つがあり、自分の好みの撮影設定を事細かに設定し登録することができ、ダイヤルを回すことで、すぐに呼び出すことができます。
これだけ多くのコマンドを事細かに設定でき、スピーディーに選択できるところが好きです。いちいちメニュー画面に入って「あのコマンドどこやったっけ?あぁぁぁ~~」と思うことがなくなり、撮る気がなくなることもありません。(個人的にですが…)
最初は事細かに設定できすぎるため使いこなせるか不安がありましたが、このボタンにはこのコマンドをと自分で設定していくので、意外に覚えます。 まだしっくりきていないため、 このコマンドは月1ペースぐらいでコロコロ変えてます。
ここがもう少し
GRD4のここがもう少し良くなればなと思うところのいくつか、
- 起動がもう少し速くなってほしい。 レンズが繰り出し式のため起動が遅い。
- もう少しだけ薄くなって欲しい。 グリップ感が変わる可能性もあるので、薄くするのが本当に良いのか分かりません。
- 三分割グリットとその他情報を一緒に表示して欲しい。 今の仕様は三分割グリット表示にすると絞りやシャッタースピード、(半押してピントが合うと絞りとシャッタースピードは表示されます。2012/09/10訂正)水準器やヒストグラム等は表示されません。
- 使用上の注意点、長時間露出すると写真の四隅のうちの一カ所で、熱による画像の変色がある。これはリコースタッフさんも認識されているようで、スタッフさんのブログを見ると対策を検討しているような感じです。
- センサーにゴミが付きやすいと思います。 私の個体だけかもしれませんが、購入の際には必ず延長保証に入った方がよいです。(2012/09/13追記)※延長保証に入る前に、保証内容をよく確認した方が良いです。お店によってセンサーのゴミの除去は、免責事項になっているところがあります。(2013/05/02追記)
GRD4の機能以外の良いところ
GRD4というよりソフト面になるかもしれませんが、リコーデジタルカメラのホームページを見ると、ユーザー参加型の企画があったり、エンジニアの方が使い方を説明していたり、デジタルカメラに携るスタッフ の方が楽しんで写真を撮ってるブログがあったりと、カメラを作る人や携る人を身近に感じれるところに良さを感じます。
GRD4を使ってみて
GRD4を購入してから大きく変わったことがあります。それは撮影する被写体です。今まで建物、記念撮影の時ぐらいしか写真を撮っていませんでしたが、何気ない日常を写真におさめるようになりました。今まで見えていたのに見ていなかったことに気付かされ、自分の無知さかげんを思い知ることになり、無知なのにブログを始めるキッカケにもなりました。大げさですがGRD4との出会いは人生のターニングポイントになっているように思います。ということで、これかもGRD4で撮るぞー
長文読んでいただき、ありがとうございます。
GRD4とGRのその他の写真は、裏サイトの「道くさスナップ」に随時アップ中。「道くさスナップ」ではオリジナルデータも見ることができます。