大人の写真。子供の写真。Ⅱ
著者:新倉万造 田中燦 田中樂 田中諭志
定価:本体950円+税
書店でタイトルが気になり手にとりました。大人と子供が、同じ場所で同じ時間を共に過ごし、同じテーマで撮った写真を日記のように綴った本です。
同じテーマで撮っているのに、大人と子供の視点の違いが面白く楽しめます。私にはまだ子供がいませんが、この本のように自分と自分の子供と一緒に、同じテーマで写真を撮ってみたいなと感じます。言葉に出せないことも、自分の思ってること、子供の思ってることが、写真で伝わるかもしれません。
そんなことを思いながら読み進めていくと、本の最後にドキッとする新倉万造さんの言葉がありました。
本文より引用
運動会の日、あなたの子供は小さなモニターの中から手を振ってはいなかっただろうか?そしてあなたは、思いきり手を振り返し、思いきり拍手し、大声で子供の名前を呼んで、その晴れやかな笑顔に応えることができていただろうか。
中略
カメラは親子のコミュニケーションを断ち切ってはいけない。
撮った写真を見る時のように、並んで写真を撮ろうじゃないか。
子供ができてたら、自分が小さなモニターの中だけの子供を見てそうだと思ったので、忘れたころにまた読み返し、子供と並んで写真を撮れるように(並んで写真を撮ってくれるか分かりませんが・・・)ここに載せておくことにします。